AIが書いたとは思えない"を超えて ─営業メールの常識が変わる瞬間
- Takayuki Nakajima
- 4月8日
- 読了時間: 3分
「営業メールって、やっぱり人間が書かないとダメでしょ?」
そんな声、まだまだ多く聞こえてきます。
確かにそう思う気持ちはよく分かります。 なぜなら、多くの人が「AIが自動で書いた」と聞いた瞬間に、 「気持ちがこもっていない」「相手を大事にしていない」と感じてしまうからです。
送った側も、受け取った側も、 「これは機械的に送られてきた大量メールでは?」という疑念をどこかに抱いてしまう。
では以下のメール、ぜひ何の先入観も持たずに読んでみてください。

さあ、どう感じましたか?
読んでくれた方の多くが言ってくれました。 「これ、人が書いたと思った」「めちゃくちゃ自然だった」と。
ご推察の通り、実はこのメール、AIで生成したものなのです。
「AIが書いた」と聞くと、冷たくて、無機質で、 どこか感情のこもっていない文章を想像しがちです。
でも、いまの生成AIは違います。
AIは、感情をなぞるだけの存在ではありません。むしろ 人間が伝えたい想いを受け取り、それを最適な“言葉のかたち”に磨き上げてくれる存在です。
そして大量の機械学習をしているAIであれば、ときに、人間の表現力を超えるほど、 読み手の心に届く言葉を選んでくれることもあるのです。
たとえば、ChatGPTに以下のようなプロンプトを与えてみてください:
【プロンプト例】:実際は自分事に置き換えて試してくださいね!
あなたは、Puzzle Ring Factoryの営業担当です。 相手は海外展開に関心があるSaaS企業のマーケティングマネージャー。 彼のnoteを読んで共感し、「この人に何か届けたい」と感じました。
ビジネス文書としての体裁を保ちつつ、 ・感情の揺らぎ(迷い・共感・温度) ・問いかけ型の仮説 ・営業っぽさを抑えた余白のある締め方 で、営業メールの本文だけを書いてください。
これをそのままChatGPTに入力してみてください。 きっと驚くほど自然で、熱量のあるメールが返ってきます。
もちろん、営業メールにおいて大切なのは、テクニックでも文法でもありません。 「誰に、どんな状況で、どんな想いを持って伝えるのか」です。これを指示するのは人間です。
そしてAIは今、それを理解し、再現できるレベルにまで進化しています。
ここに、私たちが提案する「AiSDR(AIセールスエージェント)」を掛け合わせると、 その力はさらに爆発的に拡張されます。
AiSDRのすごさは、ただ文章を作るだけではありません。
● 情報収集から仮説設計・問いかけ生成までを自動化
営業において相手を知ることは一丁目一番地です。過去のミーティングやメールログ、ニュース、SNSでの最新の発信情報から相手企業やコンタクトする相手の最新情報をAIが自動で収集します。
推論モデルを使えば、情報から相手の課題/ペインを推察してくれます。
自社の価値(Value)と掛け合わせ、適切な提案に繋げる質問を投げかけ、相手の課題を引き出します。
こうした一連の営みにおいて、これまで人間が1通20分かけて書いていた営業メールを、1分で作成可能に
● ペルソナテンプレートで“人らしさ”を再現
トーン、語尾、言葉のリズム、事例やバリューまで全て事前に学習
チームで共有・改善し続けられる“営業ナレッジの塊”(例えばどうしたら、開封率・返答率・CTRが高まるか、どうしたら相手が心を開いてくれるか、これはある意味科学であり、会社のノウハウにできる部分です)
● 営業は“指揮者”になる
AIツールが楽器だとすれば、人間はオーケストラの指揮者
技術(=演奏)はAIに任せ、意志と感情(=音楽)は人間が乗せる
だからこそ、こう伝えたいのです。
AIは、人間を置き換えるものではありません。 あなたの思考と気持ちを、磨き上げて届ける“共創パートナー”なのです。
そして営業は、もはやすべてを自分の手で書かなくてもいい。
あなたの「こう伝えたい」を100倍に増幅してくれる仲間が、もう隣にいるのです。
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